国土交通省は、2024年8月7日に開催された「北陸新幹線事業推進調査に関する連絡会議」で、北陸新幹線延伸区間(新大阪〜敦賀)における小浜及び京都の双方を経由するルート(小浜・京都ルート)の詳細な駅位置やルートの図案を公表しました。
発表では、新大阪駅と敦賀駅の間に「小浜市(東小浜)附近駅」「京都駅」「京田辺市(松井山手絵)附近駅」の3駅を設置。京都駅と京田辺市(松井山手絵)附近駅の間に車両基地が設置されるルート案が示されました。いずれも地下駅として計画されています。
さらに京都駅に関しては、既存の京都駅付近の地下に駅を設置する「東西案」「南北案」と、桂川駅付近に新駅を設置する「桂川案」の詳細な3つのルート案が提示されました。
工期は京都駅の「東西案」が概ね28年、「南北案」が20年、「桂川案」が26年程度、大阪駅は概ね25年程度の予定。事業費は当初の2.1兆円から大幅に増えて3.4〜3.7兆円と提示していますが、将来の物価上昇によっては約5兆円となる見込としています。