建設会社の大林組は2018年1月23日(火)、同日開催の取締役会において、社長の交代と代表取締役の異動を決議したと公表しました。同社は社長の交代について、リニア中央新幹線の工事を巡る一連の事態を踏まえ、執行体制を一新することが必要と判断したとしています。
大林組は、2017年12月、リニア中央新幹線建設工事の契約手続きに関連した不正があったとの疑いで、東京地検特捜部の家宅捜索を受け、2018年1月時点においても、特捜部と公正取引委員会による捜査・調査を受けています。
社長の交代は、3月1日(木)付けで実施されるもので、現取締役社長の白石達氏が退任、現取締役専務執行役員の蓮輪賢治が代表取締役社長に就任します。大林組は、執行体制の一新により真相究明やコンプライアンス体制の整備を行うとしています。