京都市下京区に所在する京都鉄道博物館は、JR西日本が保有する展望客車「マイテ49 2」を2018年3月30日(金)から4月2日(月)まで、特別展示します。展示場所は、本館1階の「車両のしくみ/車両工場」エリアです。
「マイテ49 2」は、東京~下関間の特急「富士」に使用するために1938年に製造された車両で、当時はスイテ37形として導入されました。1941年には、車両照合規程改正により、「スイテ49 2」に変更されています。終戦後は、一時期、連合軍に接収されたものの、1946年に冷房化改造を受けて、「マイテ49 2」になりました。その後、1950年から1960年にかけて、特急「はと」、「つばめ」の展望車として活躍したものの、1964年に廃車となり、大阪の交通科学博物館に展示されています。国鉄末期の1987年に車籍復活を果たし、JR西日本が引き継いで、イベント用として、使用しています。
今回の展示では、C62形1号機と連結されるととに、往年の特急「はと」のヘッドマークを掲出し、「かつての昭和の列車をイメージさせる姿」で、展示される予定です。詳しくは、JR西日本のウェブサイトを参照ください。