つくばエクスプレス、2020年度までの中計 沿線人口増で増収見込み

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「つくばエクスプレス中期経営計画 (2018〜2020年度)」

©首都圏新都市鉄道

つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市交通は2018年6月7日(木)、2018年度から2020年度までの「中期経営計画」を策定、公表しました。

同社は、2005年の鉄道開業以来、輸送実績・営業成績ともに堅調に推移しており、2017年度に累積損失が解消しています。一方、建設に要した多額の債務を抱えるなどの財務上の課題も有しています。また、開業から10年以上が経過し、今後は設備更新投資や、利用者の増加・社会ニーズの変化に伴うサービス改善投資の増加が見込まれています。

こうした状況から、「堅実な事業運営と次なる飛躍への基礎固め ~地域とともに発展するTXの新たなステージ~」をテーマに中期経営計画を策定しました。基本方針は、「安全で安心な鉄道輸送を確固たるものとします」、「充実したサービスの提供により、沿線地域の発展に貢献します」、「持続的な成長を支える経営基盤の強化を図ります」とし、この方針をもとに、各事業に取り組みます。

主な取り組みとしては、ホームドアセンサーの改良や混雑駅のホーム延伸工事など一層のホームの安全性向上を図るほか、新型車両5編成の導入をはじめとした輸送力増強対策などを進めます。

なお、当面は沿線の開発が引き続き進展し、人口増加も見込まれることから、増収を見込んでおり、営業利益は2017年度の80億円に対し、2020年度は105億円の目標を掲げています。あわせて2020年度は、12期連続の経常黒字を目指しています。

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