相鉄・JR直通線、運賃を発表 新宿~羽沢横浜国大間550円

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直通線で使用される相鉄12000系

©相模鉄道

相模鉄道とJR東日本は、2019年2月26日(火)、2019年下期に開業を予定している「相鉄・JR直通線」の運賃体系について、それぞれ発表しました。

相鉄の発表した資料によると、西谷~羽沢横浜国大間の営業キロは2.1キロメートで、新線建設などにかかった設備投資費用の一部を、利用者に負担してもらうため、加算運賃を設定します。この加算運賃は、西谷~羽沢横浜国大間の利用または、同区間と他の区間にまたがって利用した場合に適用されます。

加算額は普通旅客運賃の場合は30円、1カ月に通勤定期旅客運賃で1,140円、1カ月の通学定期旅客運賃で430円です。これにより羽沢横浜国大から二俣川まではICカードを利用した場合、西谷まで174円、海老名まで308円、湘南台まで358円、きっぷを購入した場合、西谷まで180円、海老名まで310円、湘南台まで360円となります。大人の1カ月通勤定期旅客運賃は、西谷まで6,010円、海老名まで11,910円、湘南台まで12,570円です。

JR東日本は、「相鉄・JR直通線」に直通する列車の運賃の起点駅を鶴見駅に設定しました。鶴見駅は開業後、全列車が通過する予定ですが、既存の路線から分岐する地点であるため、同駅から旅客運賃の適用を行うとのことです。適用される運賃は隣接する東海道線などに適用している「東京の電車特定区間」の運賃となります。鶴見~羽沢横浜国大間の営業キロは8.8キロメートルで、この距離が既存区間に加算するかたちで計算されます。

JRグループの長距離切符を購入した場合に適用される制度では、鶴見~羽沢横浜国大間は、東京近郊区間に追加するほか、Suicaなどの交通系ICカードが利用できるエリア内とします。また、羽沢横浜国大駅は、特定都区市内制度では、「横浜市内」の駅の扱いとされ、同駅から営業キロが200キロメートルを越えて利用する場合は、中心駅である横浜駅を起点とした営業キロにより運賃計算を行います。

上記の制度を踏まえ、首都圏の主要駅と羽沢横浜国大駅間の運賃は、ICカードを利用した場合は、東京、新宿、渋谷から550円、武蔵小杉から302円、きっぷを購入した場合、東京、新宿、渋谷から550円、武蔵小杉から310円とされます。また大人1人の通勤定期旅客運賃は、東京から15,810円、新宿から16,480円、渋谷から15,810円、武蔵小杉から9,050円となります。

なお、今回発表された運賃は、消費税の10パーセントへの変更は、考慮されていません。税率が変更された場合は、変更される場合があります。

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