京都市交通局は2019年3月5日(火)から3月18日(月)までの2週間、新型車両のデザインを決定する投票を行っています。
新型車両は、2021年度に供用開始から40年となり、更新時期を迎える烏丸線の10系に代わり導入されるものです。2017年に発足した「地下鉄烏丸線車両の新造にかかるデザイン懇談会」や市議会、市民、利用客からの意見を受け、外観および内装デザインの3つの案が制作されました。今回の投票は、市民や利用者に新型車両により一層親しみをもってもらえるように、多くの票数が入ったデザインを最終案とするため、行われているものです。
外観デザインのテーマは、A案が「今の地下鉄車両のイメージを継承しつつ新しさを採り入れたデザイン」、B案が「前面の造形に曲面を多用した、より近未来的なイメージのデザイン」、C案が「京都市電を思い起こさせるデザイン」です。内装デザインのテーマは、1案が「華やかで雅なカラーデザイン」、2案が「ひかえめで落ち着いたカラーデザイン」、3案が「現代的でさわやかなカラーデザイン」となっています。
デザイン案は、京都市交通局のウェブサイトに掲載されているほか、北大路駅、烏丸御池駅、京都駅、山科駅、三条京阪駅の改札付近に掲示されています。また、烏丸御池駅には、座席の表皮と床面の色サンプルを設置し、実際の内装の色味が確認できます。
投票は、京都市役所のウェサイト上に設置された専用投票フォームから行うほか、デザイン案を設置した駅に備付けの投票用紙への記載、必要事項を記入した官製はがきおよびFAXを、京都市交通局 高速鉄道部 高速車両課 デザイン投票担当まで、送付することで受け付けます。郵便は3月18日(月)の消印有効、それ以外の手段は必着で締め切ります。
なお、投票した方の中から抽選で100名に、バス・地下鉄専用の割引付きの磁気カード乗車券「トラフィカ京カード」が進呈されます。
