広島電鉄、 広島駅付近で経路変更へ 都心部循環ルートも整備

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経路変更の概要

©広島電鉄

広島電鉄は2019年3月27日(木)、広島駅付近の経路変更と都心部循環ルートの整備に向けた準備が進行中であると公表しました。

この整備計画は、2014年9月に広島市が策定した「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づき、2025年春の供用開始を目指し、進められているものです。

広島駅の南口広場に向かう現行の路面電車のルートは、広島駅~八丁堀・紙屋町地区間を結ぶものとしては迂回経路となり、所要時間が長くなっていますが、稲荷町交差点から駅前大橋を経由するルートを整備し、定時制・速達性の向上を目指すものです。新線を広島駅~稲荷町~比治山下間に整備、広島駅~猿猴橋町(えんこうばしちょう)~的場町間を廃止し、八丁堀・紙屋町からの電車を直接、広島駅に乗り入れます。

都心部循環ルートは、八丁堀~紙屋町~市役所前~皆実町六丁目~段原一丁目~的場町~八丁堀を経由する路線を整備し、八丁堀・紙屋町の商業・業務施設と、南区の大型商業施設や現代美術館、平和記念公園などを環状に結び、利便性を向上させ、都心の賑わい創出や回遊性の向上を促すものです。

現在、同社は国から路線を新設に必要な特許を受けるための申請書の作成を進めており、2019年4月上旬に特許申請書を国に提出、2019年11月頃に工事施行認可申請書の提出、2020年度に工事着手する計画です。

なお、広島駅の整備を巡っては、3月15日(金)にJR西日本グループが、JR広島駅の駅ビルを建替え計画を発表、広島電鉄の広島駅停留場を駅ビルの2階に取り込むとしています。この計画が実行された場合、広島電鉄の路面電車が一部区間で高架線を走ることになります。

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