東急、2019年度中にホームドアの整備の完了へ

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ホームドアの整備状況

©東急電鉄

東京急行電鉄は2019年5月13日(月)に、総額619億円におよぶ2019年度鉄軌道事業設備投資計画を発表しました。

このうち、ホーム上の安全対策として、ホームドアの整備を進めるほか、安心して鉄道を利用してもらう取り組みとして、車内防犯カメラの整備や3D式障害物検知装置の導入を進めます。

ホームドアは、2014年の時点で目黒線全13駅は整備済み、池上線と東急多摩川線の全22駅にはセンサー式固定式ホーム柵が整備済みでした。2014年度からは東横線、田園都市線、大井町線の全64駅にホームドアの整備を進め、2019年度は残り19駅となっています。今後、6月末までに東白楽駅、二子新地駅、鷺沼駅の2・3番線、藤が丘駅、田奈駅、大岡山駅、9月末までに宮崎台駅、青葉台駅、つくし野駅、南町田駅、2020年3月までに多摩川駅、白楽駅、鷺沼駅の1・4番線、すずかけ台駅、中央林間駅、下神明駅、戸越公園駅、旗の台駅の5・6番線、北千束駅、等々力駅にホームドアを設置します。

車内防犯カメラは、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、2015年度から全車両への設置を進めています。2018年度末の時点では、最古参となった8500系を除く、全156編成中の57編成に設置しました。全体の36パーセント相当に留まっていますが、東京オリンピック・パラリンピックの開催時期までに全編成への設置を目指します。

踏切全体を広範囲に検知可能な3D式障害物検知装置は、2013年度から開始しました。2018年時点で、世田谷線とこどもの国線を除く、全135カ所中74カ所に設置済みで、設置率は55パーセントに達します。2019年度は18カ所に設置予定です。

また、田園都市線に2020系を追加導入、目黒線に新型車両の3020系を導入を行うほか、駅の快適性向上のため、渋谷駅の地下出入口番号の振り直しや、三軒茶屋駅、桜新町駅のエレベーター増設、江田駅、白楽駅のエスカレーターの増設を行います。

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