京阪の鉄道事業設備投資計画、車両や駅トイレをリニューアル

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3000系車両用「プレミアムカー」

©GK-DSH 2018

京阪電気鉄道は2019年6月14日(金)、「2019年度 鉄道事業設備投資計画」を発表しました。2019年度は、運転保安装置の維持や向上、乗客サービス向上などに総額およそ92億円を投資します。

このうち乗客のサービス向上を図る投資として、3000系車両用「プレミアムカー」の新造、6000系車両のリニューアル、駅トイレのリニューアル、案内放送・ディスプレイの多言語化対応を実施します。

車両関連は、3000系の「プレミアムカー」を6両新造し、昼間のすべての特急車両に「プレミアムカー」を連結します。6000系は、車いすスペースや液晶型車内案内表示器の設置などバリアフリー化への対応、内装材の取り替えや座席の更新などを継続します。これまでに14編成112両中、6編成48両のリニューアルが完了しており、2019年度はさらに2編成16両に対して施工します。

案内放送・ディスプレイ等の多言語化対応は、2018度中に京阪本線系統の車両に対して、日本語、英語、中国語、韓国語の4言語の案内放送を全車両に導入したほか、駅の異常時における4カ国語の一斉放送化を進めました。2019年度は、京阪本線系統全60駅設置の旅客案内ディスプレイで実施している日本語、英語、中国語の簡体字、韓国語の4言語による運行情報表示を、大津線系統まで拡大させます。また、災害時にはNHK緊急放送を情報提供できるように改修します。

駅のトイレは、高齢者や訪日外国人の増加など社会環境の変化に備え、個室の全室洋室化と温水洗浄便座の導入を進めるほか、節水タイプの衛生器具やLED照明を採用しています。2018度は、京橋駅の中央改札口、北浜駅、丹波橋駅のリニューアルを実施しました。2019年度は、京橋駅の片町口、野江駅、関目駅、千林駅、滝井駅で工事を行います。

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