iFデザイン賞とRed Dot賞を受賞したドーハメトロ車両
近畿車輛は2017年8月8日(火)、同社デザイン室がデザインした、カタール・レール向けドーハ・メトロ用車両が、ドイツの国際的なデザイン賞である「iF賞」と「Red Dot賞」を受賞したと発表しました。
この車両のデザインは、近畿車輛デザイン室とドイツのデザイン事務所「トリコンデザインAG」が共同で手がけたもので、カタール・レール向けの新規設計となっています。内外装デザインともにカタールの伝統的な建築や工芸品の意匠を取り入れることで、カタールや首都ドーハに住む人々の文化的アイデンティティを表現しました。特に、外観は先頭形状にアラビアの馬をモチーフとしたデザインを採用し、車両のスピード感と「無人運転システムの知性」を表現しています。
ドーハ・メトロ向け交通システムは、2015年に三菱重工業、三菱商事、近畿車輛、日立製作所、タレスの5社から成るコンソーシアムが受注したものです。車両の製造を近畿車輛が担当し、2017年4月から供給が開始されています。第一期として2019年にレッドライン、ゴールドライン、グリーンラインの3路線の合計37駅が開業する予定です。
