JR西日本は、2019年10月24日(木)の定例記者会見の中で、最終電車の時刻繰り上げを含む深夜帯ダイヤの見直しを検討していると発表しました。
深夜帯ダイヤの見直しは、線路保守に従事する働き手の減少や、利用者の帰宅時間が早まり深夜帯の乗客が減っていることから検討されています。
この10年間で建設業全体の働き手が9パーセント(%)減少しているのに対し、JR西日本の一部グループ会社では線路保守に従事する作業者が23%減少しており、同社は働きにくい線路保守を含む鉄道工事の環境を改善することが必要と捉えています。
JR西日本が検討している深夜帯ダイヤの見直しは、24時以降を中心に終電を繰り上げるもので、仮に大阪駅発の終電を24時に繰り上げた場合、1晩あたりの作業量が増え、年間約10%ほどの作業日数の減少が期待できるとしています。