JR東海社長、静岡県知事に直接リニア準備工事の理解求める

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川勝知事と金子社長の会談、ふじのくにネットテレビより

©静岡県

リニア中央新幹線の静岡県内の部分での着工を目指し、JR東海の金子社長が2020年6月26日(金)、静岡県庁の川勝知事の下を訪れ、面会しました。金子社長が申し入れ、川勝知事と面談が実現したもので、知事と2人だけでの面談が初めて実現し、静岡県はYouTubeを利用した「ふじのくにネットテレビ」で中継しました。

金子社長は冒頭、国の第1回リニア中央新幹線静岡工区有識者会議での発言に対して改めて陳謝し、それを踏まえ、会談が始まりました。金子社長は、予定している2027年の開業に向け、作業基地の整備は、トンネル掘削工事そのものに直結するものではないと理解を求め、静岡県が求める水の問題をおろそかにするつもりはないとの意見を表明しました。

川勝知事は金子社長に用意したお茶の水が牧之原台地、その先の大井川流域からの水と紹介し、県を代表するお茶の葉と水の重要性をアピールしつつ、県の立場としてリニア中央新幹線に全く反対の立場ではなく、環境への留意を求めました。

会談で金子社長は工事作業の安全性についてバックアップ体制などを説明したものの、あくまで条例など基本的な枠組みが整った上での話として、川勝知事は工事準備の了承を明言しませんでした。

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