西武・東武・大阪メトロ、社員が新型コロナウイルス感染

西武鉄道、東武鉄道、大阪メトロは、各社社員の新型コロナウイルス感染が判明したと公表しています。全国的に感染者が増加する中、鉄道関連業務に携わるスタッフの感染確認が7月下旬から顕著になり、8月も感染事例が全国で相次いでいます。

西武鉄道では2020年8月2日(日)、連続立体交差化事務所に勤務する土木係員の40代男性社員の感染が判明しました。当該社員は7月29日(水)に同居家族の新型コロナウイルス感染が判明し、当該社員も8月1日(土)夜に発熱があり、医療機関でPCR検査を実施し、8月2日(日)に陽性が判明しました。この社員は7月30日(木)以降、勤務していません。

西武鉄道は勤務場所や施設の消毒作業を実施、所管保健所の調査に基づく濃厚接触者は、同居家族以外に確認されていません。当該社員は、駅や列車の運行を管理する部署の所属ではなく、この感染判明による駅業務や列車運行への影響はありません。

東武鉄道では、東武スカイツリーライン草加駅に勤務する50代男性社員の感染が判明しました。当該社員は8月1日(土)に体調不良、8月3日(月)に医療機関でPCR検査を実施したところ、8月4日(火)に陽性と判明しました。この社員の最終勤務日は7月31日(金)で、これ以降出勤しておらず、列車運行への影響はありません。

当該社員は、主に駅内事務室での事務作業やホームで案内業務に従事し、利用者との接触は短時間かつ一定の距離を置いた場合に限られていました。保健所による調査で利用者との濃厚接触の可能性は低いと考えられています。ただし、駅勤務の社員に濃厚接触者がおり、該当者は自宅待機し、後日PCR検査を実施する予定です。また、草加駅事務室内、利用者が触れる箇所は消毒が実施されています。

大阪メトロでは8月3日(月)、保線管理事務所に勤務する30歳代男性社員の感染が判明しました。当該社員は7月25日(土)の公休日に喉に違和感を確認、翌7月26日(日)に発熱しました。7月27日(月)は病院を受診し、風邪と診断され自宅療養し、7月28日(火)から平熱に下がり、日勤と泊まり勤務を行ないました。8月1日(土)の日勤出勤後、味覚異常を発症したため帰宅、8月2日(日)の自宅待機後、8月3日(月)にPCR検査で陽性と判明しました。当該社員は利用者と接する業務には就いておらず、勤務する職場は消毒作業を実施しています。

大阪メトロでは、7月21日(火)に森之宮乗務運輸事務所に勤務する50歳代男性社員、7月29日(水)には、同じく森之宮乗務運輸事務所に勤務する60歳代男性の感染が判明しています。

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