「C11 171」2020年2月撮影 (Echo-Kiloさん撮影)
JR北海道は2022年1月31日(月)、「SL冬の湿原号」を牽引するC11形蒸気機関車171号機「C11 171」の運転計画を発表しました。1月15日(土)の試運転の際に判明した部品の破損により、ディーゼル機関車に置き換え運転。修理を実施しましたが、再度割損が発生したため、2月もディーゼル機関車に置き換えての運転を継続します。
「C11 171」はピストンリングと呼ばれる蒸気室内部のピストン内の部品が割損、新たに製作し試運転を行いましたが、再度当該ピストンリングが割損しました。「C11 171」は1940年(昭和15)年の製造から車齢80年を超える古い車両です。各部品は車両に合わせた調整を行っていることから、解体、分解などを慎重に行う必要があり、調査に時間を要します。
この影響でディーゼル機関車で運転するのは、2月4日(金)〜2月13日(日)、2月18日(金)〜2月20日(日)、2月23日(水・祝)〜2月27日(日)です。2月27日(日)乗車分までの指定券は、2月1日(火)5時より発売します。なお、指定席券売機、えきねっとでは発売を見合わせており、予約はみどりの窓口で取り扱います。3月4日(金)以降の指定券販売は見合わせとなっています。
ディーゼル機関車牽引に伴い、座席指定料金は530円です。2月19日(土)までの指定席券(1,680円)を既に所持する方で、ディーゼル機関車牽引を理由に旅行を中止する場合は、無手数料での払戻しに対応します。また、ディーゼル機関車牽引を承知のうえ、旅行を開始する場合は、旅行終了後に差額を払い戻します。
割損の状況
