西武鉄道は、2023年5月11日に2023年度の鉄道事業設備投資計画を発表しました。投資額は251億円、安全追求・環境対策・魅力向上・技術革新を図ります。
このうち環境対策では、最新技術のモーターの採用などにより、旧型車両より省エネルギー化・低騒音化した40000系通勤車両を4編成40両を増備します。また、6000系1編成(10両)の更新工事を実施。より省エネルギー性能の高いVVVFインバータ制御装置および電動機への更新を行い、運転用電力の削減を目指します。また、他社からの受領車両として、VVVFインバータ制御車両等の環境負荷の少ない「サステナ車両」の導入を予定しているとのこと。西武グループ全体で、CO2排出量を46%削減するという環境負荷対策貢献に向け推進する考えです。
このほか、次時代を見据えた技術革新への基盤づくりとして、2024年初頭に走行試験を目指している無線式列車制御(CBTC)システムの準備工事、池袋駅・豊島園駅のリニューアルなどを進めます。