上野動物園モノレール、2024年7月21日廃止へ 運行休止から約5年

ニュース画像:休止前の上野動物園モノレール 都営40形 2019年09月28日撮影 - 「上野動物園モノレール、2024年7月21日廃止へ 運行休止から約5年」
休止前の上野動物園モノレール 都営40形 2019年09月28日撮影

©レイルラボ りんたろうさん

東京都交通局は、2019年11月から休止している恩賜上野動物園内の「東京都懸垂電車上野懸垂線(上野動物園モノレール)」について、2023年7月21日付けで国土交通大臣宛てに鉄道事業廃止届を提出したことを発表しました。廃止予定日は2024年7月21日ですが、公衆の利便を阻害するおそれがないと認められた場合は、廃止日を繰り上げる場合があります。

上野動物園モノレールは1957(昭和32)年に、東園駅と西園駅間を結ぶ全長0.3kmの懸垂式モノレールとして開通。2001年から2019年まで、都営40形電車が運行していましたが、車両の経年劣化が進んでいることから、運行を休止し、40形は廃車となりました。

休止から3年後の2022年11月には、整備・運営を行う東京都建設局が、代替となる新たな乗り物の整備に関する基本方針を明らかに。2026年度中に、新たな乗り物の供用を開始し、現存のモノレール施設は都が撤去。新たな東園の乗り場は、現存の駅舎の場所に、新たな西園乗り場は、現存の西園駅舎よりも不忍池側に移動した場所に設置するとしています。

新たな乗り物については、コンパクトな物(小型モノレール等)を想定。バリアフリーに配慮し、ベビーカーや車椅子の利用者等、誰もが安全・快適に利用できる乗り物を検討していく考えです。また、省エネ性能の確保等、環境負荷の低減、メンテナンス性に優れた機器を導入するなど、施設の維持管理や将来コストの負担に配慮した乗り物を導入したい考えです。

期日: 2023/07/21まで

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