2019年から運行を休止している恩賜上野動物園のモノレール「上野懸垂線」。整備・運営を行う東京都建設局は2022年11月7日、代替となる新たな乗り物の整備に関する基本方針を明らかにしました。
基本方針では、2026年度中に、新たな乗り物の供用を開始する計画です。原則として、現存の上野動物園モノレール施設は、都が撤去。新たな東園の乗り場は、現存の駅舎の位置に設置。新たな西園乗り場については、現存の西園駅舎よりも不忍池側に移動した位置に設置するとしています。
新たな乗り物の整備については2022年2月から、アイデアや民間の事業参入等の調査・検討を開始。新たな乗り物は、コンパクトな乗り物(小型モノレール等)を想定しているとのこと。バリアフリーに配慮し、ベビーカーや車椅子の利用者等、誰もが安全・快適に利用できる乗り物を検討していく考えです。また、省エネ性能の確保等、環境負荷の低減、メンテナンス性に優れた機器を導入するなど、施設の維持管理や将来コストの負担に配慮した乗り物を導入したい考えです。