京福電気鉄道は2024年3月上旬から下旬までの間、嵐山本線、通称「嵐電」と京都市道186号嵐山祇園線、通称「四条通」との交差部に踏切遮断機の設置工事を実施します。
現在、西院駅に隣接する嵐電の軌道敷と四条通の交差部には踏切信号機が設置され、これまで遮断機は設置されていません。付近は、歩行者による接近中の電車の直前横断や、四条通を通行する自動車の停滞の一因となるなど、歩道・車道の通行、電車の運行それぞれに安全上の課題がある場所でした。
今回の遮断機設置工事は、関係機関との協議が整ったことから決定されたものです。車道用の屈折式の遮断機が4台、歩道用の一般型遮断機4台、計8台が設置されます。また、手動押しボタン式の踏切支障報知装置が4台、踏切異常時に電車を自動停止させるATS装置が2か所設置されます。このほか、踏切遮断機を設置する中央分離帯を設けるための車線ライン引き直しが、整備か所の東西約100mの区間に渡って実施されます。
なお、既設の踏切信号機は整備後も継続設置するため、青信号の際は一旦停止せずに通行が可能です。