西武鉄道は、2024年9月24日(火)に開業する広域集客型商業施設「エミテラス所沢」に、「おとぎ電車」を設置すると発表しました。今後、鉄道模型メーカーの関水金属から蓄電池機関車の譲渡を受けた後、同施設1階外構部分にて展示。「エミテラス所沢」には、「引き込み線」や「2000系運転用シミュレータ」などの設置がすでに発表されており、所沢車両工場跡地に、西武の3つのレガシーが復活します。
「おとぎ電車」は、1960年に西武鉄道所沢車両工場で製造されたB11形B15蓄電池機関車です。かわいい蓄電池機関車と客車が走る様子から「おとぎ電車」と呼ばれていました。現在の西武鉄道山口線(レオライナー)の前身で、当時は、西武遊園地駅とユネスコ村駅(当時)を結び、1984年まで運行されていました。
同社は、所沢車両工場の歴史を振り返る動画を、9月2日から公式YouTubeチャンネルにて公開。武蔵丘車両検修場に保存されていた貴重な写真とともに、工場の歴史を紹介しています。
また、「エミテラス所沢」開業にあせ、西武鉄道はさまざまなキャンペーンを実施。9月3日(火)から9月23日(月・振休)までの期間中、所沢駅への往復でポイントがもらえる「所沢にお出かけ!!キャンペーン」や、9月24日(火)から10月27日(日)まで行われる「祝開業!エミテラス所沢へ西武線で行こう!」キャンペーンなどが予定されています。加えて、9月21日(土)・10月12(土)には所沢駅南口で、クラシックライブも実施される予定です。
「エミテラス所沢」は、シネマコンプレックスやフードコートなど全142店舗が入る商業施設です。最寄駅は西武池袋線・西武新宿線「所沢駅」西口より徒歩4分です。