飯能駅 1・2番、3・4番ホーム、特急ホーム完成予想図
西武鉄道は2018年9月25日(火)、飯能駅のリニューアル工事に着手すると発表しました。工事完了は2019年3月の予定です。
同社は、駅舎リニューアルにあたり、2017年度にフィンランド大使館と共催で、「飯能駅リニューアルデザインコンペ」を実施しました。このたび、同コンペ最優秀デザインに基づいた詳細設計が完了したことから、リニューアル工事に着手することとなりました。
飯能駅が最寄り駅の一つとなっている宮沢湖では、フィンランド発祥の「ムーミン」の世界や北欧のライフスタイルを体験できる施設「メッツァ」の開設が計画されています。デザインコンペは、同エリアを観光拠点として、西武線沿線内外からの誘客に向けた施策の一つとして、「メッツァ」最寄駅となる飯能駅を観光拠点に位置付け、「飯能地区の玄関口にふさわしい駅」へのリニューアルデザインを募集していました。
コンペは「本物の北欧デザイン」の視点から、フィンランド国内のデザイナーを対象として行われ、最優秀賞は「N.E.O Ark(ネオ アーク)」が受賞しました。デザインコンセプトは「Sykli(サイクル)」で、自然環境のサイクルと人間の動きを対比させたデザインとなっており、空間全体を使って、観光客も地域住民も、それぞれ行きたい方向に誘導できる環境を創ることを目指しています。
リニューアル工事は、改札内外コンコース、ホームで実施されます。それぞれのホームでは異なる季節が表現され、1・2番ホームは「春」、3・4番ホームは「夏」とし、木材を使用したモチーフが設置されます。特急ホームは「冬」として、照明で粉雪が表現されます。
詳しくは、西武鉄道のウェブサイトを参照ください。
