JR東日本初の電気式気動車「GV-E400系」デビューから2年、新潟と秋田で活躍中

ニュース画像:先行量産車「GV-E400-2」2019年5月撮影(norikadさん撮影) - 「JR東日本初の電気式気動車「GV-E400系」デビューから2年、新潟と秋田で活躍中」
先行量産車「GV-E400-2」2019年5月撮影(norikadさん撮影)

©norikadさん

2019年8月19日、JR東日本GV-E400系気動車が新潟地区の磐越西線・羽越本線で営業運転を開始しました。2020年12月12日には秋田地区・五能線でデビューし、日本海側の2地区で活躍しています。

製造は国内外を対象に公募調達を実施し、川崎重工が担当しました。GV-E400系は、同社初となるディーゼルエンジンと発電機で駆動する電力によりモーターで走行する電気式気動車(ディーゼル・エレクトリック方式)です。この方式は、JR東日本で数多く所有する「電車」で培ってきた技術やメンテナンス方法をフィードバックすることができ、安全安定輸送と質の高いサービスを提供できます。

ニュース画像 1枚目:秋田地区向けのGV-E400(shingenさん撮影)
秋田地区向けのGV-E400(shingenさん撮影)

©shingenさん

新潟、秋田地区とも同じ車体で、ベースは無塗装のステンレス仕様です。外装に一部違いがあり、新潟地区向けには、黄色とトキピンク色の2色のドット柄が、秋田地区向け車両には、五能線の海と空のイメージをブルーとホワイトのグラデーションラインで表現しています。

先行量産車として投入された車両は、2両編成の「GV-E401-1」、「GV-E402-1」1編成と、両側に運転台のある「GV-E400-1」1両の計3両が新潟地区向けに配置されました。2021年8月現在、新津運輸区に40両が、秋田車両センターに23両の計63両が在籍しています。

秋田地区へのGV-E400系の投入により、2021年3月の春のダイヤ改正でキハ40系気動車との置き換えが完了。普通列車のキハ40系気動車がJR東日本から姿を消しました。国鉄時代から約40年経過した懐かしい車両が去った寂しさの反面、車両の快適さは一変して快適なものとなったGV-E400系の新たな歴史はまだ始まったばかりです。

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