東武鉄道は2023年7月15日(土)、33年ぶりのフラッグシップ特急となる新型車両N100系「スペーシア X」の運行を開始しました。当日は、浅草駅4番ホームにて出発式を開催。「スペーシア X」の自動放送を担当する講談師 一龍齋貞弥氏が司会を務め、東武鉄道 都筑取締役社長と浅草駅飯塚駅長、Tobu Kids代表 紺野快成さんの挨拶や花束贈呈、テープカットを実施。そして7時50分、「スペーシア X」1号が詰めかけた多くの人に見送られ日光へ向かって走り出しました。
出発式の中で 都筑取締役社長は、「このたび、33年ぶりとなるフラッグシップ特急、スペーシア X の記念すべき出発式を迎えることができ、大変嬉しく思います。 〜中略〜 アフターコロナの今、国内外の多くのお客様が次なる旅行先を求めています。そのような中で、この進化したスペーシア X が、日光・鬼怒川や浅草・東京スカイツリーをはじめとする沿線地域のイメージリーダーとなり、多くのお客様にお越しいただけることを願っております。」とコメントしました。
「スペーシア X」は、現行の100系「スペーシア」の後継車両として登場。6両1編成で全24両を導入予定です。座席は各号車で異なり、「コックピットスイート」「コックピットラウンジ」「コンパートメント」「プレミアムシート」「スタンダードシート」「ボックスシート」の6種。それぞれの旅行スタイルに合わせたタイプを選ぶことができます。また、車両の随所に、江戸文化の精髄や日光の要素を取り入れたとのことです。
定期ダイヤでは、浅草~東武日光・鬼怒川温泉駅間を毎日2往復運行、木・金・土休日は4往復運行。停車駅は、浅草、とうきょうスカイツリー、北千住、春日部、栃木、新鹿沼、下今市、東武日光・東武ワールドスクウェア、鬼怒川温泉です。
特急料金は、浅草〜東武日光・鬼怒川温泉の場合、スタンダードシートが1,940円、プレミアムシートが2,520円です。特別座席は、スタンダードシートの料金に加え、コックピットスイートは12,180円、コンパートメントは6,040円、ボックスシートは400円の追加料金が必要です。