多摩都市モノレールは2023年8月7日、日本夜景遺産「施設型夜景遺産」 部門に認定されたことを発表しました。今回の認定で、同社は多摩地域で唯一の日本夜景遺産地となります。
日本夜景遺産は、夜景観光コンベンション・ビューロー 日本夜景遺産事務局が認定を行うもの。日本全国に埋もれている美しい夜景を再発見&発掘し、一定の価値を付与することで観光資源としての成立を目指し、国内外に訴求するプロジェクトです。 2004年に国内初の夜景認定ブランドとして創設し、年に一度の認定を実施。これまで全国269か所の日本夜景遺産地が誕生しています。
多摩モノレールは、東京都多摩地域の多摩センター駅から上北台駅を結ぶ約16kmの跨座式のモノレール鉄道路線。沿線には多摩動物公園や国営昭和記念公園、立川駅などがあり、地域の足はもちろん、観光ルートとしても重要な役割を担っています。また、都内にいながら緑豊かな多摩丘陵や河川敷、住宅街など、車窓越しに四季折々の自然景観が楽しめるのも魅力の一つです。
今回の認定について夜景観光コンベンション・ビューロー は、「同路線は昼の魅力はさることながら、特に夜の景観もファンの間で人気が高い。冬の日没時に富士山頂に夕陽が沈む「ダイヤモンド富士」や、立川市周辺の都市夜景、多摩地域が煌めく住宅光など、車窓越しに次々と展開する夜のシーンはまるで映画のようだ」とコメント。また、「ビール列車」や「ワイン列車」等、参加者が車窓の風景と食事を楽しむイベントなど、多摩モノレールの観光的な取り組みも理由のひとつに挙げています。