西武イメージ 西武001系 2023年04月21日撮影
西武鉄道は2024年1月1日(月・祝)元日から、全12路線で使用する全ての電力を再生可能エネルギー由来の電力(再エネ電力)とし、CO2排出量を実質ゼロで運行すると発表しました。鉄道会社全線での再エネ電力使用は、2022年4月から開始した東急電鉄に続き、国内2社目です。
西武では、2021年4月から山口線(レオライナー)にて同グループ運営の「西武武山ソーラーパワーステーション」で発電する環境価値のついた電力での運行を開始しています。今回、東京電力エナジーパートナーの再エネ電力メニューを導入することにより、環境価値がついた電力による通年・全路線・全列車での運行が実現。年間約157,000t排出(見込み)していたCO2が実質ゼロとなります。これは、一般家庭の年間CO2排出量にすると約57,000世帯分に相当します。
西武鉄道全線、100％再生可能エネルギー由来の電力で運行へ
西武グループは、地球温暖化抑制への更なる貢献に向け、CO2排出量をグループ全体で2030年度までに2018年度比46%削減という環境負荷削減目標を設定。今回の取り組みにより、2022年度実績ベースで2018年度比約5割削減できる見込みで目標の達成に大きく近づくとしています。
また、2024年度から2029年度にかけて、東急電鉄と小田急電鉄より環境負荷の少ないVVVFインバータ制御の「サステナ車両」の導入も予定されており、地球温暖化抑制へ貢献する取り組みを多角的かつ積極的に進める考えです。
