2618.2km 5駅 期間: 2015/01/06〜2015/01/07
乗車記「トワイライトエクスプレス乗車の為だけに北海道へ」に含まれる写真を全69枚 2/3ページ を表示しています。
弘前駅から3つ目のローカル駅である北常盤駅。ここに停車した時には風よりもまさに大雪と言った天候だった。対向列車待ちとの案内だけで一向に発車する様子がない・・・・あまりに変化が無いので、4号車の〈サロンデュノール〉へ移動する。 向いのホームを見ると弘前の方まで通学しているのであろう高校生らしき学生の姿がだんだん増えてきた。今日は平日なので学校は普通にある日な訳で、同じ列車待ちでも大雪降りしきるホームの上で笠を差しながら膝を出した制服姿にて立ち待っている女学生に対して、此方は遅れているとは言え暖房の効いた豪華列車のサロンカーでソファにくつろぎながら見ている訳だから何となく気が引ける。 北国っこの強さだろうか彼女は最低でも30~40分ぐらいは雪の中に立っていた事になる。やがて他の学生達もパラパラとホームに出てきたところで対向の701系電車が滑り込んで来て、学生達を飲み込んで発車して行った。 すぐさま此方の出発信号も変わったのであろう、やっと動き出した。結局この駅には2時間以上は停車していた。
弘前駅で30分近く停車して発車。 すぐに見えてきたのは新型の除雪用機械、どうやらこれは『車両』ではなくて保線用の『機械』扱なのだそうで出動する際には『列車』が走れないように線路閉鎖をする必要があるとか・・・
駅名を確認するとなんと〔弘前〕だった。 本来ならば見ることの無いはずだった目の前の光景に愕然とする。 この辺りでも雪はそうとう降っている
朝食が終わって少しすると薄明るくなった頃に測線に701系電車が休んでいる大きな駅に到着した。
そしてデザートにフルーツのスープ
そしてハムやベーコン、温野菜・トマト煮の豆類などなどバラエティに富んだ盛り合わせのプレート 欲を言えばもう少しボリュームが欲しかった・・
パンやサラダにお粥・半熟たまごと品数豊富でいかにも朝食といったバランスの良さそうな物がならんでます。
前日の湖西線を走行している頃にサービスクルーが翌朝の朝食の予約取りの為に部屋にやってきていた。 どうやらA寝台の乗客から順番に予約取りしているようで、既にちょうど良い時間の枠は売り切れて居て、自分らにとっては早朝の6時からの枠しか取れなかった。 列車が遅れても食事は時間通りのようで〈ダイナープレアデス〉からの案内放送がはいり3号車に向かう。
深夜に異変を感じて目が覚めた・・ 列車が止まっている?静かなハズが風音が聞こえる!?どうやら吹雪いているらしい・・・ 外は照明で明るく寝ぼけながら見ると駅に入っていて、駅名板を確認すると〔酒田〕の文字が目に入る。時計を確認するともうじき日付が変わる時刻、3時間ほどは眠っていたらしい。が、定刻ではそろそろ青森県に入っていてもいい時刻のハズ。うとうとしながらも思い出したのは、羽越線のこの辺りは数年前だったか《特急いなほ号》の485系車両が吹雪の中で横風にあおられて脱線転覆事故を起こしていた事。それ以来運転見合わせの規制基準が厳しくなっているとの事で安全第一で動きづらくなっているのだろう。しばらく停車していて、やっと動き出したのは気付いてから2時間は経ってからだった。 それでも進んだり止まったりの繰り返しで単線区間も点在する羽越線では貨物列車などの対向列車待ちもあり、30分近く待たされたあとゆっくりと発車すると大きな川の鉄橋(たぶん雄物川橋梁でここにも強風規制が掛かっていたと思う)もゆっくりと渡って秋田駅に入るところまでは覚えていた。
ディナーも終わり空いたダイナープレアデスの車内を撮影。ステンドグラスが華やかさを演出しています。 この辺りまでは順調に走行していました。このあと部屋に戻りのんびりと過ごすつもりでしたがワインが程よくまわって居たらしく、直ぐに睡魔に襲われて・・・ 翌朝に目が覚めると北海道と信じていたのです・・・・がっ!!!!
そしてデザートが来ました。 この中のどこかにアーモンド粒が丸々入っていれば《当り》って事のようですが・・・ 結果は《はずれ》でした
メイン料理がおわって、ここでクルーの皆さんから遊び心のおもてなしが有りました。つづくデザートの中に仕掛けがあって同時に食事をされた皆さんの中に一つだけアーモンドの粒が忍ばせてあるそうです。 それが当たった一名様だけにトワイライト特製のコルク抜きセットがプレゼントされるゲームになっているとか!?
そしてメインの肉料理が出てきました。ホントに見事な料理の数々でこれだけの調理をあの狭いスシ24(元サシ481なのでベースは古い車両でもある)の厨房で仕上げているのですからクルーの皆さんはとんでもないスペシャリスト集団ですね。トワイライトが無くなっても今は瑞風でその素晴らしい腕を振るってくれているのでしょうね・・・(多分縁は無いと思いますが)
快調に走行しながら豪華なディナーは続きます。続いて出てきたのは海老の料理でした。添えられているのはもしかしてキャビア!? いままで食べたこと無かったかも・・・
グラスワインも頼んで飲みながらスープも頂く。 新津から羽越線に入ってそれまでの信越線と軌道の状態が違うのか、きもち列車の揺れが大きくなった気がする。グラスのワインをもう少しでこぼしそうになった。
オードブルとほぼ同時にパンも来た。 この辺りで新津に停車、そして定刻にて発車して次の停車駅は北海道の洞爺駅に翌朝の7時18分到着!! (となるハズだった・・・・・・)
まずはオードブル、本格的なフランス料理なので少し緊張しながら頂く
指定されたテーブルに着くとブレックファーストメニューが立ててあった。 朝の6時と言うと本来ならば既に道内に入っていて、DD51型の重連にエスコートされて大沼辺りを走行していてもいい頃合いである。車外はまだ暗くて現在地はあまり定かでは無い中を相変わらずゆっくり進んだり止まったりしている。少なくとも立往生はしていない
富山を発車してしばらく走ると新潟県に入る手前で辺りは暗くなってサロンデュノールの車内はいっそうムーディに
富山を出ると車両基地にはサンダーバード等の681系の大群が。富山でのこの景色も消えると思ってみていたらDE15型ラッセル除雪車も・・・ コレももうじき無くなる車両
富山駅ではとなりのホームに475系電車の姿も この車両も終了までカウントダウン状態ですね
金沢を出発してすぐ脇の高架線ではもうすぐ開業する北陸新幹線のE7系(W7系?)が試運転しています。 トワイライトを廃止に追い込んだ憎き奴と思いながら撮影 今走行している線路ももうじきJRでは無くなると思うと複雑な気分に・・・
ランチの後はラウンジカー〈サロンデュノール〉へ移動 窓の大きなハイデッカー展望車なので眺望は抜群 天気が悪くて自慢の夕日が見られないのが残念です
弘前駅から3つ目のローカル駅である北常盤駅。ここに停車した時には風よりもまさに大雪と言った天候だった。対向列車待ちとの案内だけで一向に発車する様子がない・・・・あまりに変化が無いので、4号車の〈サロンデュノール〉へ移動する。
向いのホームを見ると弘前の方まで通学しているのであろう高校生らしき学生の姿がだんだん増えてきた。今日は平日なので学校は普通にある日な訳で、同じ列車待ちでも大雪降りしきるホームの上で笠を差しながら膝を出した制服姿にて立ち待っている女学生に対して、此方は遅れているとは言え暖房の効いた豪華列車のサロンカーでソファにくつろぎながら見ている訳だから何となく気が引ける。
北国っこの強さだろうか彼女は最低でも30~40分ぐらいは雪の中に立っていた事になる。やがて他の学生達もパラパラとホームに出てきたところで対向の701系電車が滑り込んで来て、学生達を飲み込んで発車して行った。
すぐさま此方の出発信号も変わったのであろう、やっと動き出した。結局この駅には2時間以上は停車していた。