大阪メトロ、新型車両「400系」「30000A系」導入へ 万博の輸送力増強

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大阪メトロが導入する新型車両「400系電車」「30000A系電車」

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Osaka Metro(大阪メトロ)は、中央線に新たな新型車両「400系電車」と「30000A系電車」の2形式の導入を発表しました。400系は6両23編成を2023年4月から、30000A系は6両10編成を2022年7月から運行開始予定です。400系は中央線で運行している20系車両の更新車と他路線へ転用する24系車両と置き替えます。また、30000A系は、2025年開催予定の大阪・関西万博開催期間中の必要な輸送力増強として導入し、万博終了後は谷町線に転用する予定です。大阪メトロの新型車両の導入は、2011年に御堂筋線で運行を開始した30000系電車以来12年ぶりとなります。

400系は万博を契機に新世代車両として開発を進め、安全性はもちろん移動手段として新機能と高レベルの快適性を追求。さらに、宇宙船を意識させる未来的なデザインで「乗って楽しい」がコンセプトとなっています。また、車両の低床化、優先座席の明確化など、当社が進めているバリアフリー化も踏襲するだけでなく、更なる安全性、乗客サービスの向上を進め、非常時に乗務員室で確認が可能な車内防犯カメラの設置しています。ワイド液晶ディスプレイによる4か国語での運行案内、全車両への空気浄化装置や車内Wi-Fiの設置や、車両状態の常時モニタリング、自動運転実証実験等の新たな技術開発にも取り組んでいます。

車内デザインはモダンで快適な空間を演出。また、クロスシート車両を1編成につき1両配備し、目的地に向かって移動するワクワク感や、パーソナルスペースの確保による安心感を提供します。

ニュース画像 1枚目:大阪メトロの新型車両「400系」車内デザイン
大阪メトロの新型車両「400系」車内デザイン

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30000A系車両は、2011年に御堂筋線で運行を開始した30000系車両を中央線用車両としてさらに改良、号線色を残しつつも、これまでの号線色帯を改め、今までにない斬新なデザインです。車両の低床化、優先座席の明確化など、同社が進めるバリアフリー化を踏襲。また乗客がより便利で快適に利用できるよう、車内の乗降口上部にワイド液晶ディスプレイを設置、乗換案内や駅設備案内等をわかりやすく表示し、4か国語による案内を行えるようにしました。

このほか、全車両への空気浄化装置、車内Wi-Fiの設置や一部の乗降口横のスペースを拡大してベビーカーや大きな荷物を持った利用者が利用しやすくするなど、大阪・関西万博を見据えた車両となっています。車内デザインは座席をグリーンとイエローとし全体が明るく軽やかでさわやかな印象となるように配色。また、スパークルドットを車内にもアレンジすることで、新しい未来を感じさせるワクワク感を演出しています。

ニュース画像 2枚目:大阪メトロの新型車両「30000A系」車内デザイン
大阪メトロの新型車両「30000A系」車内デザイン

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