2021年の鉄道を振り返る 新たに登場した “新型車両” コレクション

ニュース画像:JR西日本DEC741形 2021年11月撮影(かず328さん撮影) - 「2021年の鉄道を振り返る 新たに登場した “新型車両” コレクション」
JR西日本DEC741形 2021年11月撮影(かず328さん撮影)

©かず328さん

2021年もあとわずかとなりました。2020年から続くコロナ禍の影響が残る中、今年も鉄道業界ではさまざまなトピックがありました。このような苦境でも、新たに仲間入りした新型車両が多く登場しました。首都圏の通勤型車両の導入や、各地で裏方として鉄道の運行を支える事業用車の登場、そして世界初運行となる車両のデビューが目立ちました。今年登場した車両の中から、特に注目された車両形式をピックアップして紹介します。

■東京メトロ17000系

ニュース画像 1枚目:東京メトロ17000系 2021年9月撮影(めとななさん撮影)
東京メトロ17000系 2021年9月撮影(めとななさん撮影)

©めとななさん

東京メトロ17000系電車はコロナ禍真っ只中の2021年2月21日、事前発表なし、出発式等の大々的なイベントも実施されず、静かなデビューとなりました。有楽町線・副都心線向け車両で、車内空間もラインカラーを意識したデザインとなっています。2022年度内までに10両6編成、8両15編成の計21編成、導入予定で、約45年にわたり活躍してきた7000系と置き換わる予定です。

■東京メトロ18000系

ニュース画像 2枚目:東京メトロ18000系 2021年8月撮影(EnoshimaLineuserさん撮影)
東京メトロ18000系 2021年8月撮影(EnoshimaLineuserさん撮影)

©EnoshimaLineuserさん

東京メトロ18000系電車は、2021年8月7日に運行開始しました。半蔵門線の新型車両で今後2025年度までに計19編成190両を導入する予定です。コンセプトは半蔵門線沿線をイメージした「伝統と新しさが交じり合う街に更なる活力を」。路線カラー「パープル」を基調に、沿線の街に更なる活力を与えるようなデザインです。消臭・抗菌・抗ウイルス加工の座席表地を採用、昨今のコロナ禍でも安心して利用できる車内環境の車両です。

■JR東日本E131系

ニュース画像 3枚目:JR東日本E131系 2021年12月撮影(Ome  Rapidさん撮影)
JR東日本E131系 2021年12月撮影(Ome Rapidさん撮影)

©Ome Rapidさん

JR東日本E131系電車は、2021年3月13日に房総・鹿島エリアでデビューしました。ワンマン運転にも対応する車両は内房線・外房線・鹿島線・成田線内で2両編成を12編成、合計24両が活躍しています。車内の快適性向上、乗客への情報提供の充実、バリアフリー化の推進を図るとともに、モニタリング技術を活用し、車内防犯カメラも設置されています。また、11月18日からは相模線で運行開始、2022年3月からは宇都宮線・日光線でも運用される予定です。

■JR東日本E493系

ニュース画像 4枚目:JR東日本E493系 2021年5月撮影(おなだいさん撮影)
JR東日本E493系 2021年5月撮影(おなだいさん撮影)

©おなだいさん

JR東日本E493系電車は、2021年春にデビューしました。在来線車両の入換作業や回送列車のけん引用等を行う事業用車両です。交直流切り替え方式により、電化方式にかかわらず走行が可能で、現在量産先行車として、2両1編成が首都圏エリアに投入されています。

■JR東日本GV-E197系

ニュース画像 5枚目:JR東日本GV-E197系 2021年6月撮影(redarrowさん撮影)
JR東日本GV-E197系 2021年6月撮影(redarrowさん撮影)

©redarrowさん

JR東日本GV-E197系気動車は、砕石輸送や砕石散布作業をおこなう事業用車です。電気式気動車のため、電化・非電化区間を問わず走行が可能です。一般的な線路に敷き詰められている道床バラストと呼ばれる砕石は、列車走行により摩耗等が発生するため、これを補充する際に使用。 非電化区間の車両の入換作業や回送列車のけん引にも使用することがあります。量産先行車として、6両1編成が高崎エリアに投入されています。

■相模鉄道21000系

ニュース画像 6枚目:相模鉄道21000系 2021年11月撮影(東ヨコさん撮影)
相模鉄道21000系 2021年11月撮影(東ヨコさん撮影)

©東ヨコさん

相道21000系電車は2021年9月6日にデビューしました。2018年に運行を開始した相鉄20000系とほぼ同じ見た目の8両編、相鉄・東急直通線用として導入。なお、東急線内は、目黒線直通用の車両となります。新型車両のイメージは、「ヨコハマネイビーブルー」カラーを纏ったスタイリッシュなデザインで、現在8両4編成が導入されています。

■JR西日本DEC741形

ニュース画像 7枚目:JR西日本DEC741形 2021年11月撮影(norikadさん撮影)
JR西日本DEC741形 2021年11月撮影(norikadさん撮影)

©norikadさん

JR西日本DEC741形気動車は2021年10月に導入が発表された事業用車です。従来の架線検測装置に加え、現在、人が現地で実施している地上検査を車上化するための各種装置を搭載した総合検測車です。屋根と側面にはなんと50台ものカメラを搭載、見た目にもインパクトのある車両です。運用区間は、非電化区間も含めたJR西日本管内の在来線全線区とJR四国、JR九州、IRいしかわ、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道、肥薩おれんじ鉄道、WILLER TRAINSでも走行可能です。DEC741の導入で、これまで国鉄時代から活躍してきた「国鉄443系電車 クモヤ443系」は引退となりました。

■JR北海道キヤ291系

ニュース画像 8枚目:JR北海道キヤ291系 2020年7月撮影(E-75さん撮影)
JR北海道キヤ291系 2020年7月撮影(E-75さん撮影)

©E-75さん

JR北海道キヤ291系気動車は2021年11月に導入が発表された事業用除雪車両です。従来のDE15形ラッセル機関車とは異なり、車両の両先頭に固定式の除雪装置を設置。GPSによる除雪車両操作支援装置やカメラ、動作状況を画面に表示するモニタ装置も搭載し除雪やメンテナンス作業の向上が見込まれます。また、環境に配慮したディーゼルエンジンを搭載し、クリーンで厳しい冬の北海道での作業負担軽減が期待されます。

■阿佐海岸鉄道DMV93形

ニュース画像 9枚目:阿佐海岸鉄道DMV93形
阿佐海岸鉄道DMV93形

©阿佐海岸鉄道

阿佐海岸鉄道DMV93形気動車は2021年12月25日にデビューしたばかりの車両です。デュアル・モード・ビークル(DMV)とは車輪で走行する線路とタイヤで走行する道路の両方を走ることのできる車両で、営業運転は世界初です。運行区間は阿佐海岸鉄道阿佐東線・阿波海南駅から甲浦駅までの約10kmの区間を鉄道路線として運行、甲浦駅以降の区間についてはバスとして走行し、乗り換えることなく室戸岬方面を結びます。

以上9形式を紹介しましたが、ほかにも地方鉄道や第三セクター等で元国鉄型車両が第2の人生をスタートさせるなど、鉄道業界にとって厳しい時期にも明るい話題が多かったのではないでしょうか。こうした新たな幕開けを切った鉄道車両に乗車し、2022年も各地の鉄道がより活性化していくことを祈るばかりです。

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