JR東日本 東北新幹線は2022年6月23日(木)、開業から40周年を迎えました。大宮〜盛岡間で開業してからのこれまでの40年間、東北新幹線ではバラエティに富んだ多くの車両が活躍してきました。東北と首都圏を繋ぐ大動脈で運行する車両を紹介します。
東北新幹線は国鉄時代の1982年に開業、1987年の民営化後はJR東日本に継承されました。この間、少しずつ延伸工事を重ね、2022年現在、東京〜新青森間を結んでおり、JR東日本管内の新幹線で最も長い路線です。また、走行する新幹線の最高速度は320km/hと、日本で一番の速さを誇ります。
■東北新幹線のあゆみ
1982年6月:大宮〜盛岡間で暫定開業
1985年3月:上野〜大宮間開業
1991年6月:東京〜上野間開業
2002年12月:盛岡〜八戸間開業
2010年12月:八戸〜新青森間開業
2022年現在、北海道新幹線新函館北斗まで直通運転を実施
東北新幹線は、山形・秋田・北海道新幹線が直通運転を行うため、多くの種類の新幹線と、珍しい「分割・併合(連結・切り離し)」作業が見学できます。
■「分割・併合(連結・切り離し)」を見学できる駅
福島駅:山形新幹線 E3系新幹線電車「つばさ」
盛岡駅:秋田新幹線 E6系新幹線電車「こまち」
■東北新幹線を走行する車両形式・列車
形式:E6系新幹線電車、E5系・H5系新幹線電車、E3系新幹線電車、E2系新幹線電車
列車名:「はやぶさ」「やまびこ」「はやて」「なすの」
開業当時には、緑色の帯を纏った200系新幹線電車が活躍。そして、姿を消した2階建て新幹線「Max」のE1系、E4系新幹線電車、山形新幹線の400系新幹線電車も駆け抜けていました。
2022年6月からは鉄道開業150年を記念した企画として、当時の懐かしの200系カラーを施したE2系(J66編成)が登場し、東北・上越新幹線で運行しています。
コロナ禍の影響で、外出自粛中は特に遠方へ向かう新幹線利用者が激減。さらに3月には福島県沖を震源とする大きな地震の被害を受け、一部区間で長期間にわたり運転見合わせが続くなど、苦難を強いられてきた東北新幹線。
東北新幹線開業40周年と、日本の鉄道開業150周年の大きな節目となる2022年。東北では三大まつりなどの大きなイベントも開催される予定です。全国から多くの利用者が訪れ、東北の各地で活気あふれる姿が見られることを期待したいです。
※一部内容を更新しています