JR西日本は、2023年4月1日(土)から実施する初任給の引上げ等について、労働組合に回答したと発表しました。増加額は20,000円(大学院卒の総合職は30,000円)で、あわせて、入社後数年以内の社員の賃金も引き上げます。また、2023年度の賃金についてもベースアップを3,000円、基準昇給(定期昇給)も昨年度と同様に実施するとし、社員の平均賃上げ率は3.05%となる見込みです。
同社は、優秀な人財の確保と働きがいの向上を目的に今回の賃金引上げを実施。京阪神地区勤務の場合、総合職 大学院卒では、現行228,778円のところ改定後は30,300円を増額し259,078円と、13%アップ。大学卒では、現行209,286円のところ改定後は20,300円を増額し229,586円と、10%アップします。
JRグループの初任給の引上げは、すでにJR東日本が1月に発表しています。他業界同様、鉄道業界でも今後を担う人材確保の取り組みが活発化するとみられます。