JR西日本は、2023年年度の期末手当(ボーナス)ついて、基本給・エリア手当及び扶養手当の合計額の4.2か月分とすることを労働組合に回答したと発表しました。あわせて、鉄道事事業での働き方を踏まえ、深夜帯の業務や異常時の出動に関わる手当も増額します。
同社の2023年3月期第3四半期決算は、2022年4月から12月期の連結累計期間で営業収益は前年同期比33.5%増の9,748億円、純利益は873億円と連結・単体ともに3期ぶりの黒字に。新型コロナウイルス感染症の影響が、縮小していることが伺えます。
また、4月1日から実施する初任給についても、20,000円(大学院卒の総合職は30,000円)引き上げと、ベースアップを3,000円とすることをすでに発表。物価上昇への対応のほか、鉄道業界でも今後を担う人材確保の取り組みが進められています。
■参考 JR西日本 これまでの手当
2023年度
年間の合計手当:4.2か月
2022年度
夏季手当:1.34か月、年末手当:1.8か月 計3.14か月
2021年度
夏季手当:1.3か月、年末手当:1.25か月 計2.55か月