2023年もあとわずか。年末年始の帰省や旅行などの計画を立てる人も多いと思います。東京駅を利用する場合、お土産や駅弁を購入するのに「迷ったらどうしよう」「駅弁屋さんはどこにあるの?行き方は?」など、慣れない場所で不安に思う人もいるかもしれません。そんな人必見!レイルラボは12月下旬、日本最大規模の店舗面積を誇る人気店 東京駅「駅弁屋 祭 グランスタ東京」を取材。店長さんへインタビューし、店舗の詳細や賢い買い回り方法を徹底的に調査しました。混雑する東京駅で安心して購入できる方法を紹介します。
■「駅弁屋 祭」とは
「駅弁屋 祭」が販売する商品は、常時約150種。各地の有名駅弁をはじめ、通常なら地方へ行かなければ味わうことのできないものなど、世代を問わず好みのお弁当を見つけることができます。店長の海野さんによると、1日の販売個数は8,000から繁忙期には最大20,000個販売するといいます。営業時間は5時30分から22時です。(商品数は2023年12月現在)
■東京駅のどこにあるの?行き方は?
東京駅の「駅弁屋 祭」は、駅ナカの丸の内中央口改札側から新幹線乗り場方面へ向かって中央通路の右手にあります。山手線(外回り)と京浜東北線(品川・大船方面)の5・6番線と、上野東京ライン(宇都宮・高崎・常磐線)、上野・大宮・宇都宮・高崎・水戸方面)の特急の7・8番線の間に位置。店舗は構内メイン通路の中にあり、いつも多くの人でひときわ賑わっています。
■混雑する時間・空いている時間は?
店舗は概ね10時から12時台が最も混雑、一方で13時から15時台は穴場の時間でゆっくり店内を回ることができるそうです。
■店内のレイアウトは?
人気店ということもあり、実は2023年3月頃から店舗内の配置がより動きやすいように変更されています。店舗正面右手が入り口、左手が出口として店内の導線がわかりやすくなりました。店内には肉系・海鮮系・定番系・加熱式系などカテゴリー別に駅弁が陳列されています。入り口正面から見えるものは人気のものなど、見つけやすいよう配慮されています。
また、カテゴリー別のコーナー上部には法被(はっぴ)の形をした番号が飾ってあります。混雑する店内で、お弁当の名前やどこに置いてあったのか大人でも迷ってしまいがちですが、目星をつけた商品が置いてある場所の番号を覚えておけば安心です。
店内で販売するのは駅弁だけではありません。お酒のお供に軽食やおつまみが欲しいという方は店舗内右壁面へ。飲み物コーナーと並んでシューマイやチーズ、サンドイッチなどが揃います。さらに、期間限定で年末の風物詩「年越しそば」にぴったりの「いろり庵きらく」の半生そばも発見!大晦日ギリギリに帰省する忙しい人にもぴったりな商品です(近日中に終売予定)。
■レジはどうなってるの?
お会計は有人とセルフの2種類のレジが用意されています。それぞれのレーンに並ぶ仕組みで、スペースも広く取られています。セルフレジはキャッシュレス専用です。スーツケースなど、大きな荷物を抱えながら購入するのも一苦労。セルフレジの場合は、自分で袋詰めをすることが億劫で苦手な人もいると思います。でも、安心してください!セルフレジ後ろには、サッカー台が用意されているので、ゆっくり商品を詰めることができます。なお、ピーク時(夏季最繫忙期・年末年始・GW期間等)については、セルフレジを縮小して有人レジを増設する場合があります。
■子どもが大好きなキャラクター駅弁は?
E5系やE7系新幹線など、子供どもたちに大人気のキャラクター駅弁等については、現在のところ、同店での取り扱いはありません。でも心配いりません!駅ナカにある系列店舗「駅弁屋 踊 グランスタ東京」にて販売しています。こちらは対面式の店舗のため、希望の商品を伝えて気軽に購入できます。場所は、「駅弁屋 祭」を出て新幹線乗り場方面へ向かって左手にあります。「駅弁屋 踊」の営業時間は6時から21時です。
■最後に、店長さんから一言
いつ行っても定番から旬の商品まで飽きさせることのない人気店を支える店長さんは、「お客様に楽しんでもらえるよう、商品配置・品揃えなどの店舗作りを心がけている」といいます。国内外問わず、日本の駅弁文化をより広げられるようたくさんの人に駅弁を楽しんでもらえたら」と話していました。
以上、「駅弁屋 祭」の攻略法を紹介しました。みなさんも、混雑する繁忙期も安心して東京駅での買い物を楽しんでみてくださいね。