迂回路はあるか、東海道新幹線 19時頃まで復旧作業、豊橋~三河安城間で保守用車が衝突・脱線 7月22日

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東海道新幹線

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JR東海は、2024年7月22日(月)に東海道新幹線 豊橋〜三河安城間で発生した保守用車同士の衝突による脱線に伴い、浜松〜名古屋間で運転を見合わせています。脱線した保守用車は、搬送用の台車に載せられ別の保守用車でけん引し、近隣の保守基地までの搬出を開始しています。この作業は19時頃まで続くとしており、運転を再開する場合はこの時間より後になる見込みです。

東京〜新大阪間では全ての「のぞみ」号の運転を取りやめ。東京〜浜松間では“こだま741号・745号・749号”を除き、1時間に2本程度の「こだま」号のみを運転しています。名古屋〜新大阪間では、“のぞみ270号・272号”を除き、「ひかり」号と「こだま」号のみを1時間に2本程度運行しています。

JR東海は運転再開見込みは立っていないとして、来駅を控えるように呼びかけています。また旅行の変更を検討するように周知しています。なお、運転見合わせに伴い旅行の計画を変更する場合は、無手数料で変更・払いもどしを実施。当日に来駅する必要はなく、乗車日の翌日から起算して1年以内に、全国のきっぷうりばのあるJRの駅で手続きが可能です。

ニュース画像 1枚目:豊橋~三河安城間で保守用車が別の保守用車に衝撃し脱線
豊橋~三河安城間で保守用車が別の保守用車に衝撃し脱線

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日本の大動脈ともいえる東京〜大阪間の交通が遮断された今回のトラブル。改めて、リニア中央新幹線などの“代替手段”にも注目が集まりました。

現行の“代替手段”で最初に思い浮かぶのが、航空便。すでに満席となっていますが。全日本空輸(ANA)では通常便に加えて、羽田〜伊丹間で2往復4便の臨時便を設定。日本航空(JAL)は伊丹発羽田行きの臨時便を、スカイマークも神戸発羽田行きの臨時便を設定しましたが、1日300本以上を16両編成で運行する東海道新幹線の輸送力には敵いません。羽田〜富山・小松間で航空便を利用し、在来線を乗り継ぎ大阪方面を目指すルートや、羽田〜新千歳〜大阪、大阪〜福岡〜羽田など遠回りするルートもありますが、所要時間や運賃面で航空便をあえて利用するメリットは少なそうです。

続いて、有力なのが北陸新幹線と特急列車と乗り継ぐ“北陸(敦賀)ルート”です。所要時間が約5時間を超えることや、東京〜敦賀間の運行本数がネックとなりますが、最も“代替手段”にふさわしいルートです。東京〜名古屋間の移動であれば、北陸新幹線または中央本線で長野県内を経由して、特急「しなの」などを利用する手段もあります。

いずれも今回のトラブルでJR東海が推奨する“代替手段”ではありません。また、座席数もかなり限られたものとなるため、旅行の延期などをお勧めします。

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