JR西 岩徳線、国内初!次世代バイオディーゼル燃料使用の営業列車を試験運転へ

ニュース画像:岩徳線 イメージ キハ40系 2024年02月12日撮影 - 「JR西 岩徳線、国内初!次世代バイオディーゼル燃料使用の営業列車を試験運転へ」
岩徳線 イメージ キハ40系 2024年02月12日撮影

©レイルラボ muku696さん

JR西日本は、2024年9月3日(火)から2025年1月31日(金)までの期間、次世代バイオディーゼル燃料を使用した営業列車の走行試験を実施します。岩徳線を中心に一部の営業列車で実施、バイオディーゼル燃料を100%使用することにより、車両性能への影響を長期間にわたり確認するもので、営業列車において行うのは国内初の取り組みです。

同試験は、JR西日本が掲げる環境長期目標「ゼロカーボン2050」の一環として行われており、軽油を使用するディーゼル車両のカーボンニュートラル化を目指すものです。2022年度からエンジン性能試験や試運転を実施してきた結果、良好な成果が得られたため、今回の営業列車での長期走行試験が実施されることになりました。

使用される次世代バイオディーゼル燃料は、伊藤忠エネクスが供給する「Neste MY Renewable Diesel」で、廃食油などを原料として製造されたもの。既存の車両や給油設備をそのまま活用でき、脱炭素施策に係コストを最小限に抑えて温室効果ガスの排出量削減に大きく貢献できる燃料として期待されています。

JR西日本はこの走行試験の結果を踏まえ、2025年度以降の本格導入を目指しており、将来的には保有する全てのディーゼル車両の燃料を次世代バイオディーゼル燃料へ完全に置き換える計画です。なお、試験期間中、当該車両には専用のシールが貼り付けられる予定です。

ニュース画像 1枚目:車両に貼り付けるシールのイメージ
車両に貼り付けるシールのイメージ

©JR西日本

期日: 2024/09/03 〜 2025/01/31

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