TISSの蓄電池システム、LiBとして世界初の鉄道車両向け欧州安全性規格を取得

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「SCiB」を使用した電池モジュール

©東芝インフラシステムズ

社会インフラ事業関連の開発などを行っている東芝インフラシステムズ(TISS)は2018年8月30日(木)、同社が開発したリチウムイオン電池「SCiB」を使用した蓄電池システムが、リチウムイオン電池(LiB)を使用したシステムとして世界で初めて鉄道車両向け欧州安全性規格を取得したと発表しました。

今回、認証を取得したのは電池モジュールと、電池モジュールを制御し電圧や温度などの情報を車両に通知する装置、安全を管理するための監視装置などで構成される蓄電池システムです。東芝が開発した「SCiB」は、異常発熱や発火を起こしにくい構造や、-30℃の環境下でも充放電可能な性質を持っており、欧州の鉄道車両で必須となる厳しい規格に適合しています。

国内の鉄道車両では、ディーゼル発電機とのハイブリッド用電源として「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」や非常走行用電源として東京メトロ銀座線1000系に採用されています。同社は今回の認証取得を受け、海外、国内向けの鉄道向け蓄電池システム事業の強化を図るとしています。

詳しくは、東芝インフラシステムズのウェブサイトを参照ください。

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