東京臨海高速鉄道(りんかい線)は、「都心部・臨海地域地下鉄整備事業」の事業計画の検討実施について、東京都と鉄道建設・運輸施設整備支援機構と合意したと2024年2月2日に発表しました。この参画により、同社が新線の運行事業者となる見通しです。
同事業計画は、2022年11月の都心部・臨海地域地下鉄構想事業計画検討会の中で公表されたもの。国際競争力の強化に寄与する鉄道ネットワークのプロジェクトとして、臨海副都心とのアクセス利便性の向上・山手線等の混雑緩和を目的に、新たな鉄道路線の検討が開始されました。
ルートは、東京(仮称)・豊洲市場(仮称)などを経由し有明・東京ビッグサイト(仮称)までを結ぶ計画です。また、国際競争力強化の拠点であるつくば国際戦略総合特区と臨海部との対流促進を図ることを目的に、今後は、つくばエクスプレス(TX)延伸との接続や、JR東日本が2031年度の開業を目指す「羽田空港アクセス線(仮称)」との接続なども検討するとしています。