東海道新幹線、丸1日の運転見合わせ…JR東海が保守用車脱線詳細を公表

ニュース画像:脱線した保守用車両 - 「東海道新幹線、丸1日の運転見合わせ…JR東海が保守用車脱線詳細を公表」
脱線した保守用車両

©JR東海

JR東海は2024年7月23日の始発から、東海道新幹線の全線で運転を再開しました。昨日は始発から、豊橋〜三河安城間で発生した保守用車同士の衝突による脱線に伴い、浜松〜名古屋間で運転を見合わせ。日本の大動脈ともいえる東京〜新大阪間の直通が不可能になり、旅行の中止や航空便などへの振替を余儀なくされ、大きく混乱しました。同社は、午前6時台に東京駅および新大阪駅始発の「のぞみ」号で上下2本ずつ臨時列車を運行するなど、再開直後の多客需要に対応しています。

同社は報道発表のなかで、今回の保守用車脱線について詳細を公表しています。脱線トラブルが発生したのは、22日午前3時37分ごろ。豊橋駅~三河安城駅間(愛知県蒲郡市神ノ郷町)の上り線で、東京方の豊橋保守基地に向かう途中の保守用車「砕石(バラスト)運搬散布車」が、合流するために待機していた別の保守用車「マルチプルタイタンパ」に衝突しました。これにより、「砕石(バラスト)運搬散布車」編成をけん引するモータカー(1両の2軸中1軸)、およびマルチプルタイタンパ(1両の8軸中3軸)が脱線。詳細は調査中として、ブレーキ操作を実施したものの、何らかの原因により減速ができなかったと思われるとしています。

「砕石(バラスト)運搬散布車」は、大阪方にモータカー2両・中間にバラストを積載した散布車6両・東京方にモータカー1両(脱線該当車両)の9両編成。待機していた「マルチプルタイタンパ」は、レールを持ち上げバラストの位置や量を調整するために活躍する車両です。

ニュース画像 1枚目:JR東海の説明資料
JR東海の説明資料

©JR東海

期日: 2024/07/22

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