JR北海道文化財団は、JR苗穂駅北口から徒歩約15分の「北海道鉄道技術館」で、2019年6月8日(土)13時40分から約45分間、JR北海道の新型気動車であるH100形電気式気動車「DECMO」に関する講演会を開催します。
H100形は、これまで主にローカル線で運行している一般気動車「キハ40系」の老朽取り替ええ目的に、2020年春ダイヤから営業運転の開始を予定してる車両で、前後両運転室車で1両運転が可能です。ディーゼルエンジンの動力で発電した電力によりモーターで走行する「電気式気動車システム」を採用しています。
電気式は、推進軸や自在継手など落失が懸念される部品がなくなり、運行時と保守時の安全性が向上することが特徴です。変速機など複雑な構造で故障しやすい機器をなくすことができ、信頼性が向上します。構造がシンプルで機械的な要素が少ない電車と共通の機器を採用するため、メンテナンス時の負担を軽減するとともに、コスト低減を図ることができます。