鉄道総合技術研究所は2019年8月28日(水)、新しい燃料電池ハイブリッド試験電車が完成したと発表しました。
試験電車は、これまでも研究所で使用してきた「R291形」の搭載機器を小型化・高性能化したものです。燃料電池は出力を5割増加させ、出力あたりの体積を2割削減しました。燃料電池用の電力変換装置も体積を45パーセント削減しており、鉄道総研は「鉄道会社による将来の燃料電池電車導入に資する試験電車」と性能を評価しています。
今後は、所内試験線での走行試験を行い、ハイブリッドシステムの制御方法の改良や、電池への負担が小さい制御方法などの研究を行う予定です。