JR西日本、新幹線の安全性向上の取り組みの進捗を公表

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JR西日本は2018年11月14日(水)に、新幹線の安全性向上の取り組みについて公表しました。これは2017年12月11日(月)に東海道・山陽新幹線の車両の台車枠に亀裂が発生し、重大インシデントとなった事象を踏まえたものです。

車両の安全対策としては、台車の異常を検知するセンサーの整備、車両保守担当社員(走行管理班)の拡充、車両データを活用した品質向上、音から異常を判断する技術開発の4点を挙げています。

運行オペレーションの改善としては、東京新幹線総合指令所の改善、実践的な教育・訓練の充実の2点を行うとしています。

このうち、台車の異常を検知するセンサーの整備では、山陽新幹線に、地上の温度センサーで検知する台車温度検知装置を導入するほか、台車自体に空気バネ圧力や台車部品の振動による異常検出をする車上装置を導入するとしています。

また、車両保守担当社員(走行管理班)の拡充では、2018年2月に2名を岡山駅に配置したほか、12月に2名を広島駅に配置するとしています。

そのほか、2018年1月末から車両保守業務経験者を東京新幹線総合指令所へ配置し、安全に関する判断が迅速かつ適切に行える体制を構築を行いました。2月からは指令所の指令員が現地の乗務員などを的確にサポートできるよう、タブレット端末を用いて複数名でやり取りできる会議用アプリを導入し、令所と現地の間で車両状態などを相互に把握できるようにしています。

詳しくは、JR西日本のウェブサイトを参照ください。

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